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どうしたら外に出やすくなる?【ともなりの場#8】

前回に引き続き「障害があっても自由に色々なお店を利用できるようになるためには」
というテーマで色々な意見を出し合いました。
◆ともなりの場の目標
この話し合いの最終目的は「施設や他者に改善してもらう」ではなく「自分が外に出やすくなるためにはどうすれば良いか考え、行動する」です。
他者の行動や設備改善を要請する事ももちろん大事ですが、すぐ出来る事でもなく、さらには要請された側の負担となり、反感を買いやすい方法になってしまいます。
そうではなく、自分のやり方を見つめ直し、自分から社会に乗り込み、少しづつ社会も変化していく事が大事だと考えています。
そう言った積み重ねがきっと共生社会の実現の一歩だと信じています。
◆現場にいってみて初めて分かるバリア
前回の話し合いでは「行く前」「移動中」という場面に別れて障害がある人の場合の大変さを話し合い、今日は実際に目的地について苦労した「現場」での気づきについて話しました。
その中で上がった意見としては扉の仕様やトイレの位置と向きです。
スライド扉は一見車椅子でも使いやすい扉だと思われがちですが、扉を抑えてないと閉まってしまう扉だと車椅子を操作しながら扉に入るのが難しくなってしまいます。
また、障害によっては左右差がある場合もあるので、右向きからトイレに座るのは得意だけど、左から座るのは難しいというのもあります。
一般的なバリアフリー情報は「多目的用トイレがある」といった情報を掲載してくれていますが、それに加えて自分がその多目的トイレをちゃんと使えるかは現地を行ってみないと分からない事が多いというのが話し合いの中で出てきました。
◆お店探しのテクニック
次は自分が実際に外に出る時にどういう工夫をしているかという情報交換を行いました。
例えば『車椅子で利用できる店を探す時に「個室あり」や「ベビーカー可」の条件を付け加える』です。
「個室あり」は、個室を用意できるくらい店内が広い=店内を車椅子で移動できる可能性があると考える事ができます。
同じように「ベビーカー可」も店内をベビーカーで移動できる=車椅子でも移動出来る可能性があると考えられます。更にはベビーカーに配慮が行き届いてる店なので、車椅子ユーザーに対しても優しく配慮してくださる可能性があります。
条件として「車椅子可」というのもありますが、やはりこの条件だと限られた店しか候補に上がってきません。自分が行きたいと思えた店に出会う為にも様々な検索条件を駆使して行きたいなと思いました。